- 2020.06.23
- 【終了しました】デートDV防止全国ネットワーク 6/14(日)オンライン・シンポジウム
ご参加ありがとうございました!
新型コロナウイルス感染拡大の防止ため中止となった「デートDV防止スプリング・フォーラム2020」の中からぜひお伝えしたかった講演をオンラインで企画しました。
全国各地からたくさんのお申込みをいただきました。
みなさま、ご参加ありがとうございました。<感想より>
・大変勉強になりました。次世代を担う若者と一緒に活動していく重要性を感じました。
・参加する前は、SDGsとデートDVはそんなに関係ないのではと思っていたが、話を聞いている中で、全然そうではない事が分かった。さらに、パネルディスカッションでは、現役大学生をはじめとする人達の生の声が聞けて、とても参考になった。
・スプリングフォーラムが中止になり、がっかりしていたが、大関さんの講演を自宅で2時間半たっぷり聴くことができ、また大学生の実践や意見を聞くことができ、とても満足した。
・大学で先輩に誘っていただいてジェンダー平等に関するサークルに入ったにも関わらず、知識不足であったため参加させたいただきました。どこから知識を深めていくべきか考えるきっかけとなり、とても勉強になりました。
・DVやデートDV、性暴力の背景にあるジェンダーの問題を明快に話された大崎さんの基調講演に、胸のすく思いがしました。若い人につないで社会を変えていこうという啓発活動、日常の実際の支援活動に力をもらいました!
SDGsの情報もたくさんあり非常にわかりやすいお話でした。4人の方のお話の内容もとても参考になりました。時間もちょうどよかったです。ありがとうございました。===================
【当日の様子】
<講演>
「SDGs(持続可能な開発目標)から考えるデートDV」
講師は元国連職員で女性のエンパワーメント専門家の大崎麻子さん。2015 年の国連サミットで193 の加盟国が全会一致で採択した「持続可能な開発目標」(SDGs)。
17 の目標の中に「ジェンダー平等と全ての女性・ガールズのエンパワーメントを実現する」という目標があります。
SDGsを切り口に、暴力の背景にあるジェンダーについての興味深い講演でした。1.SDGsとは何か
2.SDGsにおいて「暴力」は、どのように位置づけられているか
3.「女の子に対する暴力」「(若年層における)ジェンダーに基づく暴力」
に対して世界ではどのような取り組みが行われているか
4.SDGsの視点(=グローバルな視点)から見た、日本の展望==================
大崎麻子さん
Gender Action Platform理事/プラン・インターナショナル・ジャパン理事
<大崎麻子さんプロフィール>
上智大学卒。コロンビア大学国際公共政策大学院にて国際関係修士号取得。UNDP(国連開発計画)に勤務中、世界各地で女子教育、女性の雇用・起業・政治参加の促進等のプロジェクトを手がける。現在は、フリーの専門家として国内外で活動中。公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事、NPO法人ジェンダー・アクション・プラットフォーム理事、関西学院大学客員教授等を務める。著書に『女の子の幸福論 もっと輝く明日からの生き方』(講談社)、『エンパワーメント 働くミレニアル女子が身につけたい力』(経済界)。
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<学生からのメッセージ>2団体を紹介
「性的同意を大学の文化に」今、性的同意の概念をキャンパスで広めようと大学生たちが様々な活動を繰り広
げています。
「デートDV防止・スプリングフォーラム2020」で「性的同意」をテーマに発表する予定だった
学生サークルの中から2団体より動画でメッセージをいただきました。こちらから視聴することができます。
☆上智大学「Speak up Sophia」からのメッセージ
https://notalone-ddv.org/message/3528/☆東京大学「Tottoko Gender Movement」からのメッセージ
https://notalone-ddv.org/message/4034/==================
<トークセッション>
「SDGsのジェンダー主流化とデートDV予防教育」「SDGsのジェンダー主流化とデートDV予防教育」をテーマに
当団体代表理事・山口のり子をコーディネーターにトークが進んでいきました。【登壇者プロフィール】
志堅原郁子さん(NPOピーチハウス)
2007年、北海道でデートDV防止教育講座を開始(学生及び大人対象)。
その後、アウェア認定DV加害者更生プログラムファシリテーター活動が加わる。
沖縄県出身。新聞記者を経て米国でジャーナリズム修士号取得。現在、北海道大学非常勤講師。蔵内靖恵さん(上智大学Speak Up Sophia共同代表)
上智大学総合グローバル学部5年。
性的同意を起点にキャンパス内外の性暴力や性差別と向き合う団体「Speak Up Sophia」に参加。
団体としてワークショップの主催、SNSやメディアでの発信等を行う。現在は共同代表。山口のり子(デートDV防止全国ネットワーク代表理事)
2002年に「アウェア」でDV加害者プログラムを、2003年に若者向け
防止プログラムを始め、「デートDV」という言葉を使って本を出版。
著書に『愛を言い訳にする人たち−DV加害男性700人の告白』他☆主催☆
NPO法人デートDV防止全国ネットワーク- ライター:notalone