- 2023.09.27
- 【ゲスト参加】ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェに
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デートDV防止から始めるジェンダー平等な社会づくり
~カップルの対話から考えるヘルシーリレーションシップ~2023年9月2日、ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)が開催したアドボカシーカフェに、NPO法人ピルコン フェローの水谷萌さんと共に、当団体事務局長の阿部真紀、理事の高島菜芭がゲストとして招かれました。
デートDV予防教育の必要性を
暴力は生まれつきのものではなく、社会で学んでいくもの・・暴力についての認識とデートDV予防教育の重要性を強調しました。しかし、言動が「暴力」となるかは関係性によるもので、交際相手との関係が「いやだ」だと思っても「いやだ」と言えない、「いやだ」と伝えても止めてもらえないのがデートDVという関係だと阿部より説明。デートDVが放置されたままおとなになればDVや子どもの虐待になる、その連鎖を断ち切るためにもデートDV予防は社会の課題だと強調しました。
対等な関係構築のためのカードゲーム制作を報告
デートDV予防教育では、性的指向や障がいなど、あらゆる人間関係において対等な関係とヘルシーリレーションシップの構築が重要視されています。刑法の改正により「不同意性交等罪」が設けられ、対等な関係を構築するカップルの対話づくりに向けてのカードゲーム制作について高島より報告しました。性的同意だけでなく、すべての同意を尊重するヘルシーリレーションシップの構築は全ての人が暴力を受けずに生きていける権利が守られるかという社会の問題だと共有されました。
教材紹介 デートDVチェッカー
デートDVチェッカーという教材を使って、学校現場で生徒たちが話し合いながら対等な関係性を学べるNPO法人ピルコンの取り組みも水谷さんから紹介され、その機会をさらに広げていくために周辺にいるおとなたちも関心を持つ必要があると強調されました。
暴力を容認しない社会、対等な関係性が広がる社会に向けて、企業も含めさまざまなコミュニティに協力を働き掛けているデートDV防止全国ネットワークの活動について今回のアドボカシーカフェを通じて紹介することができました。
※コーディネーターは大河内秀人さん(SJF企画委員)記事については「ソーシャル・ジャスティス基金のHP」へ
- ライター:notalone